【30代女性 地方移住者の生の声!】熊本県八代市にIターン移住しました #1 ~移住から1年経って、不安は解消されたのか~
2021年6月から東京→熊本県八代市で地方移住生活を始めて1年が経ちました!出身地とは別の地方に住む(都市部→地方)の、いわゆるIターン移住です!
私自身は、首都圏で生まれ育ち、新卒で就職した会社ももちろん都内。直近も都内で生活していた私が、急に縁もゆかりもない熊本県に移住することを決めたので、自分でも未だにびっくりしています。
今後地方移住を考える人に向けて地方での生活のこと、自分の考えの棚卸し&備忘録、熊本・九州でなにしてるのか、等など率直な気持ちで書いていきたいと思います。
目次
そもそも熊本県八代市ってどんなところ??
移住前に持っていた八代のイメージ:
- 八代亜紀さんの出身地
- だから、”やしろし”か”やつしろし”か読みを迷いがち
- 桃鉄で物件駅ということはそこそこ大きな都市?
- 桃鉄では、とにかく農林物件しかない=農業都市??
- 新幹線が停まる
- トマト、デコポン、ばんぺいゆ
- 水害が多いのかな?
多分、だいたい正解だと思います!!
八代自体は熊本市内から鹿児島方向に南下し、熊本市内の中心部からは車で1時間ちょっとの距離にあります。八代市街なら九州新幹線の新八代駅もあるし、高速道路のI.Cもあるので、九州を南北に行ったり来たりするのには便利な位置です。
県内では熊本市に続き人口は2番目、工業と農業が混在しています。
コンパクトな街ですが、買い物もごはんも、生活に全く不便はない住みやすい街です。
急に熊本県へ転職&移住を決め、それ自体の決断は早く、スーパー、ドラックストアとユニクロさえあれば生活はできるだろう!!と、実際に一度も八代市には足を運ぶことなく、Zoomでのオンライン内見だけで住居を決め、マイカーを購入し、実際に引越しをしました。
地方移住にあたって懸念する点
「内閣官房 東京圏在住者の「東京圏以外の地域(地方圏)での暮らし」の意識・行動を把握するためのWEBアンケート調査(令和2年5月)」によると地方移住にあたって懸念する点として、以下が挙げられています。
地方圏へ移住することへの不安や懸念点は、全体では、「働き口が見つからないこと」が50.8%と最も高く、「公共交通機関が不便なこと」(49.7%)、「賃金が安いこと」(46.0%)と続いている。
層別にみると、計画層では「公共交通機関が不便なこと」(37.4%)、「日常生活が不便なこと」(24.8%)、「医療・福祉施設が少ないこと」(18.5%)がやや低くなっている。
東京圏出身の検討層では、「医療・福祉施設が少ないこと」(37.0%)、「人間関係が難しいこと」(33.8%)、「地域の文化や風習が異なること」(25.8%)等がやや高くなっている。
私自身は転職先を決めてから移住に踏み切ったという背景もあり、これらの不安・懸念よりも、人によっては本当にどうでもいい可能性が高く、とはいえ、自分にとっては大きな懸念ポイントが4つありました。
以下は、私が移住して1ヶ月経過したころに挙げていた懸念点になります。
これらは移住から1年経過し、解決したのでしょうか・・・!?それぞれのリアルをお伝えします!!
懸念 その① 美容院問題
15年以上同じ美容師さんに担当してもらっていた自分にとって、新しい美容院を新しい街で探す必要があるということに気づき絶望。。。
年に4-5回同じ美容師さんに会って近況を話す、というのは、年ベースでは友達以上に顔を合わせているし、わたしの好みを把握してもらっていていつもお任せにしていたことを考えるとゼロから新しいお店・新しい美容師さんを探すことになるのが大変そう。
はい、美容院問題については概ね解決しました!
しかし担当してもらっていた美容師さんには会いたい・・・!けど、帰省のたびに時間を確保できず、1年以上お会い出来ていません。
懸念 その② エンタメに触れられる機会の減少。音楽フェス・ライブに気軽に行けない
コロナ禍前まで、夏フェス(主にフジロック・サマソニ)に参戦することを一年の仕事のモチベーションにしていたわたし。夏フェスの前後半年、要するに毎日フェスのことを考えていたといっても過言ではありません。
夏が終わったらその年のフェスを振り返り、半年たって次回ラインナップが発表される・チケットが発売されるときには予習で楽しむのがライフワークでした。
それなのに・・・コロナ禍で2020年に海外アーティスト勢の来日がなくなり、フェスもライブも軒並み取消しになっていたことで、移住したら気軽にフェスに行けなくなることを完全に失念していました!!!
正直なところ、エンタメとの接点の低さについては地方生活はマイナスです!
特に2022年の夏は3年ぶりに行動制限のない夏で、SNSでフェス・ライブに関する投稿があがってくるたび、気軽に行けないことにモヤモヤしていました。
また海外アーティストの単独の公演があったとしても、東京かせめて大阪くらいで、九州に来ることはなく、来日のたびに東京に帰省するわけにもいかず、これは諦めてしまっています。
国内アーティストのライブは九州でもアリーナツアーがあるので、熊本ないし福岡まで行けばチャンスがあります。また2022年9月には熊本県出身のWANIMAさん主催のフェスが熊本県合志市で開催され、こちらは非常に盛り上がったようです!
懸念 その③ テレビ放送局の数
テレビっ子の自分には熊本で見れなくなる番組があるのでは・・・という懸念。
来てみたら在京キー局はテレビ東京以外はすべて放送されている!さらに熊本ローカル局の知らなかった番組も発見できたし、これはむしろ選択肢が増えているのでプラスになっているのではなかろうか!!
在京キー局とは多少遅れがある番組もあるけど、どうしてもすぐに見たい番組はTVerを利用したら見れちゃう便利な現代で、テレビに対してはストレスなく生活できています!!
懸念 その④ 熊本に友達・知り合いがいない
コロナ禍において人と会う頻度は減っていたけど、これまで縁もゆかりもない熊本では、すぐに会える友達がいないこと、仕事終わりに終電まで元同僚と飲んでた日々もなくなるということが、とにかく寂しく・・・
決断したのは自分なのに!!でも寂しいものは寂しいです。
これは1年経っても変わらず、寂しいものは寂しいです。
ただ、頻繁に会わなくても、地元を離れたことでより絆が強くなりました。
熊本に遊びに来てくれる友人も多く、せっかく来てくれるのであれば楽しんで帰ってもらいたいと、おもてなしをしたい気持ちが増し、今、わたしが住むこの熊本県を見せたい・知ってもらいたい、という想いでいっぱいです。
もちろん寂しいものは寂しいですが、実際に「熊本で出会うひと」は、全てが新しい出会いだし、これから新しい人に出会えることをもっと楽しんで、熊本での生活を満喫したいと思っています!!
それから離れても自分には味方がいると改めて思わせてくれた地元の友だち・家族みんなに感謝しています。
まとめ
熊本県八代市に移住して1年経ち、不安・懸念がどう変わったのか、ということを書かせて頂きました。
今後もリアルな生活面、驚き、馴染んでしまっていることも連載して投稿していきたいと思います!乞うご期待!