MARUKU Blog

30代女性 地方移住者の生の声!】熊本県八代市にIターン移住しました #4 ~移住前の情報収集に活用したサイトやサービス、ツール~

2021年6月に東京から熊本県八代市へIターン移住しました!

移住後は先輩移住者の体験談としてアドバイスを求められることも多く、よく尋ねられるポイントについて、今回は筆者が実際に移住前の情報収集に活用したサイトやサービス、ツールについてまとめています。

「地方移住に対する支援が充実しているかどうか」「先輩移住者のリアルな声を聞いてみたい!」「地域住民の生活スタイルとは?」等など、地方移住を検討中の皆さんにも参考にしていただければ幸いです。

実際に東京から熊本へIターンした筆者の過去の記事もご覧ください。

Iターンした地方移住者のリアルな声、移住のメリットとデメリットとは?

【30代女性 地方移住者の生の声!】熊本県八代市にIターン移住しました #1 ~移住から1年経って、不安は解消されたのか~

移住支援金制度

移住にあたって一番気になるのは「お金」のこと。

引っ越し代や車の購入費も発生するので、予め支援があることが分かっていると移住への決断を後押ししてくれます。

あくまでも熊本県への移住の中での事例もありますので、他の道府県へ移住のケースはその自治体に同意義のウェブサイトがないか、ご確認ください。

内閣府・内閣府総合サイト「地方創生」移住支援金

内閣官房・内閣府総合サイト「地方創生」移住支援金

移住にあたって支援金という制度があることを知らなかった私自身、まずこの国の推進する制度の中で条件(移住元:直近1年以上・通算5年以上東京23区在住又は東京23区へ通勤している等)を満たしていれば、支援を受けられることを知り、ここから本格的に地方移住検討に舵を切りました。

尚、該当ウェブサイトには「本事業の詳細については、事業を実施する都道府県・市町村が公表する情報をご確認ください。」とあります。

これはすべての地方公共団体が、この支援金制度を導入しているというわけではないという意味なので、以下で紹介するような県や各自治体の公表する情報を必ずご確認ください。

熊本県移住定住ポータルサイト KUMAMOTO LIFE

熊本県移住定住ポータルサイト KUMAMOTO LIFE

熊本県内の様々な自治体の移住情報がリンクとしてまとめられているポータルサイトです。この中で自分の移住検討先が移住支援金の対象であることを確認しました。

それ以外にも熊本県内での生活・仕事の情報もまとめられている他、各自治体で募集している「地域おこし協力隊」の募集要項についても掲載されています。地域おこし協力隊とは、総務省が推進する地方創生の取組みの一つで、地方自治体から委託を受け、農業や漁業への就業、地域の魅力を発信する役割を担いながら地域への定住を図る、という取組みです。

さらに、東京にいても移住定住の相談ができる窓口として「くまもと移住定住支援センター」が設けられていることもこのポータルサイト内で知りました。

この支援センターは東京以外にも、大阪・福岡と窓口があります。

ワンストップJobサイトくまもと

ワンストップJobサイトくまもと

移住先が決まっても、就業先が都道府県の求人マッチングサイトに掲載されている求人でないと移住支援金の補助を受けられる対象にならないため、こちらのマッチングサイトで「移住支援金対象」求人かどうかの確認を行いました。

移住前の就業先の業務を継続しながらの移住でも対象になる「テレワークによる業務継続」や市町村ごとの要件、移住先での起業でも対象要件になり、その場合は新たに就業先を探す必要はありません。

移住先について・全般的な情報を得たい、相談したい

ふるさと回帰支援センター

ふるさと回帰支援センター

東京では有楽町にあるこの「ふるさと回帰支援センター」に県のブース「くまもと移住定住支援センター」が設けられています。

実際に窓口では、インターネットでの情報収集だけでは掴み切れない地域の情報が多くあり、熊本県内の生活情報に精通している支援員さんに具体的な住居相談、居住地域についてや引越してからの生活、移住してから分かる地域のことを気軽に相談が出来る場があるということは非常に心強い存在でした。

ふるさと回帰支援センターでは、熊本県のみならず、日本全国各地の支援員さんに直接相談が出来たり、地域のパンフレットが収集出来たりといったサポートを得られます。

また各都道府県・市町村ごとで、先輩移住者からの生の声が聴けるセミナーの開催も行っています。これらのセミナーには自治体の担当者が参加していることもあり、直接支援制度についても疑問を確認できるチャンスもあります。

パンフレットにはインターネットでは調べきれない移住者の声や地域の情報についても得られるので、直接窓口に行けない場合でも資料請求をしてみてはいかがでしょうか。

住居について

やつしろいい住

やつしろいい住

こちらを例に、各地方自治体やその近隣行政等で構成された広域連携で移住・定住を積極的に誘致しているケースもあります。

空き家バンク等もありますが、まずは賃貸で暮らしてみたいという場合であっても移住先の市役所の方に相談してよい不動産屋さんを紹介してもらったり、実際のそのエリアの周辺環境についても具体的なアドバイスがもらえました。

特に新築物件の場合には、新しく宅地として区画整理・住所登録された土地もありgoogle MAPの検索で住所を入力しても検索に出てこないことがあります。その場合周辺地区の情報が掴み切れず、地域の方のアドバイスが非常に有益な情報になります。

また地元でよく使われる店舗・施設や周辺道路状況といった情報は地図情報だけでは分からず、地域の方に直接アドバイスをもらえる環境ということは非常に有益でした。

生活サービスについて

美容院やエステサロン、飲食店の情報はInstagramが強い

都心部に住んでいると美容院やマッサージ店、エステサロン、それから飲食店の情報についてはクーポンサイトや口コミサイトの情報量が圧倒的に多かったです。

移住を考え始めたときに、こういったサービス提供をされる店舗があるかどうかをクーポンサイトや口コミサイトで検索していましたが、圧倒的に情報量が少なく、移住した先での生活面を少し心配しました。

しかしながら、SNSで調べてみると、実はクーポンサイト・口コミサイトに掲載のないサービスが多く投稿されており、実際に多くの店舗がSNSで配信していて、インターネットで検索して出てくる掲載情報以外にも多くの情報があることに気が付きました。

インターネット検索以外にもSNSでの情報収集は地域住民の生に近い声が発見できるので推奨します。

また移住してからも店舗の営業情報や不定休情報等については事前にSNSをチェックすることが基本になりました。

それ以外にも土日に各地で開催されている地域のマルシェ(多くのキッチンカーや物販、家族向けワークショップが開かれる)の情報も基本的にはSNSで発信されています。

まとめ

熊本県八代市に移住して1年半が経ちました。今後もリアルな生活面、驚き、馴染んでしまっていることも連載して投稿していきたいと思います!乞うご期待!

ICTを活用した地方創生はお任せ下さい

ICTを活用した新しいサービスの開発からWebサイトやSNSを活用したマーケティング戦略まで
「新しいまちづくり構想」をテーマにした地方活性化に取り組むMARUKUにおまかせ下さい。
まずはお気軽に弊社のメールフォームよりお問い合わせくださいませ。

関連する記事

トレンドになりつつある!?「換え活」

新型コロナウィルス感染症が拡大し早3年弱・・・日本に限らず世界経済に大きな打撃を与え、私たちの生活はこれまでとは大きく変化してしまいました。人との関わり方、地域コミュニティーのつながり、経済の停滞、仕事環境など様々な場面…

人事部門・労務管理者目線で見るワーケーションとは?

新型コロナウイルス感染症対策の一環として、政府のテレワーク推進も後押しし、新しい働き方へのシフトチェンジが進んでいます。その中で定着し始めた「ワーケーション」。以前、このワーケーションを実施するメリットを参加者目線と受入…

人気の記事