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【mawaru for LINE活用事例インタビュー#4】 熊本県~鹿児島県・肥薩おれんじ鉄道

~「謎解き」を目的に訪れる家族連れも。

楽しい経験や思い出が、路線・地域への愛情につながる~

集客DX「mawaru for LINE」を利用しているクライアント様の活用事例を紹介します。

今回は熊本県・八代駅から鹿児島県・川内駅までを結び、観光列車「おれんじ食堂」が話題の肥薩おれんじ鉄道株式会社が、令和5年7〜9月に実施した「謎解きアドベンチャー おれんじ鉄道の謎解き冒険旅行」について、同社営業戦略室係長・鬼塚様にお話を伺いました。

※「謎解きアドベンチャー おれんじ鉄道の謎解き冒険旅行」は、肥薩おれんじ鉄道の日奈久温泉駅(熊本県)、水俣駅(熊本県)、出水駅(鹿児島県)、阿久根駅(鹿児島県)の4駅でQRコードを読み取り、各駅で出題される謎解きの回答をLINEで送信。正解するとキーワードが書かれたデジタルスタンプが獲得でき、集めると隠しスポットが判明します。獲得スタンプ数に応じて特典応募もでき、大人から子どもまで気軽に参加できると好評でした。

「謎解きアドベンチャー おれんじ鉄道の謎解き冒険旅行」を実施された経緯から教えてください。

鬼塚:今、全国的に赤字路線が増加し、地方鉄道の存続の危機と言われています。私たちおれんじ鉄道でも厳しい経営が続いていますが、地域の足である鉄道を維持していくためにも、魅力的な企画を立ち上げ、少しでも集客につなげたいとの思いから、夏休みのタイミングに合わせて実現しました。

LINEを使用したデジタルスタンプラリーを導入した理由はなんでしょうか?

鬼塚:1つ目はスタンプラリーのように周遊するイベントの場合、オリジナルキットや冊子などを携えながら回ると思います。ただ移動中にそういったキットを無くしたりすると運営側も利用者も困りますので、肌身離さず皆さんが持っているスマートフォンのアプリにするのがいいと思いました。その中でもLINEは最も普及率が高いアプリケーションの1つですので、大きな決め手になりました。

もう1点は、弊社のマーケティングの部分で、顧客情報を獲得し、次へ活かすためです。今までの小規模なイベントは、どの客層が多いかなどの情報を直接現場で見たり、駅に聞き取ったりしていました。しかしそれだと具体的な数字はぼやけたままで、傾向程度にしか把握できませんでした。反面LINEは確実な数的データを得られるので、現場の目視で見逃した部分もカバーできると思いました。

今回のスタンプラリーでは「謎解き」という要素を加えての実施でした。企画の狙いは?

鬼塚:今年の2月、関西の鉄道会社へ出張し、定期外の増収策について勉強させていただきました。その中で周遊スタンプラリーがあったのですが、近年のトレンドとして「謎解き」が関東や関西で流行っていることを知りました。

また、近年のインバウンド客の動向について勉強する機会があり、その際、旅行の中で「学び」を求める旅行者が一定数いることも分かりました。

これらの2点を踏まえ「謎解きスタンプラリー」として、沿線地域要素を盛り込んだ問題にして、旅行者が周遊中に学べるようにしたらいいのではないかと企画しました。また鉄道会社ですので、1日フリー切符を主な商品として販売し、1日中乗降自由とすればより多くのお客さまに参加いただけるのではないかと考えました。

謎解きの反響、結果はどうでしたか?

鬼塚:実際に私も問題を解いてみましたが、簡単な問題もあれば、難しい問題もあり、社員から「面白い」という意見が寄せられました。

また、駅からも「謎解きを目的に家族が今列車に乗って行ったよ」という報告を受けるなど、結果としては想定していたよりも多くのお客さまにお越しいただき、今夏の沿線観光活性化に一役買えたのであれば大変嬉しく思います。一方、私も予想はしていたのですが、土地柄なのか自家用車で廻る方も少なからずいらっしゃいました。この点、もう少し改良を図りたいと思っています。

デジタルスタンプラリーを実施するメリットはなんでしょうか?

鬼塚:弊社がデジタルスタンプラリーを実施する目的の1つは、「列車に乗っていただく」キッカケを作ること。とりわけ日常的に路線を利用しない方にとっては、このようなイベントを通じて列車に乗ることで新たな発見があったり、一緒に来られた方と楽しい時間を過ごされたりすることでしょう。そのような経験や思い出こそが、将来的に路線や地域への愛着を深める効果があると考えています。

また運営面においても事前の準備が終わってしまえば、期間中、特段オペレーションの必要もないので、他のイベントを実施するより負担を軽減できると感じました。

最後に導入した感想をお聞かせください。

鬼塚:今回初めてLINEを活用したイベントを行い、幅広い年齢層にとって使いやすいサービスであることを実感できました。そして何より顧客データを残せたことで、今後の企画に活かしていきたいと思います。また謎解き問題の難易度も程良く、もし次回実施する時は、複数レベルを設定する方法もありなのではないかと考えています。

まとめ

今回は”mawaru for LINE”を実際に導入された事例についてご紹介しました。

MARUKUではLINEの機能を拡張したデジタルスタンプラリー形式の集客ツール”mawaru for LINE”を活用して、デジタルスタンプラリーの企画・運営・分析までをトータルでご支援しております。

さらにサービスにご興味がある場合はサービス紹介ページもご覧ください。

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