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【スマホ特化型LP】パソコン版デザインは必須?コンバージョンとの関係も徹底解説!

コーポレートサイト、ブランドサイト、ティザーサイト、LP、キャンペーンサイト、ECサイト・・・
Webサイトにはそれぞれ異なった役割を担ったものが多数存在します。

役割が違うということは、目的やターゲットはもちろん最終的な成果、いわゆるコンバージョンをどこに置くかも変わってきます。
特にリード獲得を含む直接的な成果を求めるWebサイトの場合、コンバージョン率(目標達成率)の向上が最重要課題となります。

この記事では、スマホ特化型LPを含むスマートフォンサイトの持つ特性とコンバージョンとの関係について解説します。

アクセス数を伸ばすのに重要なWebサイトへの流入経路

既存サイト、もしくはこれから作るサイトへ訪問するための流入経路は、どのようなものを想定していますか?
せっかく Webサイトを作っても、訪問してくれるユーザーがいなければ意味がありません。

では、サイトへの流入経路にはどのようなものが考えられるでしょうか。

主な流入経路

【検索など】

  • 指名検索・・・企業名、ブランド名、商品名、店名など固有名詞を含むキーワード検索
  • オーガニック検索(自然検索)・・・指名検索を除き、ユーザーが検索したキーワードの広告枠を除いた検索結果(SEOが重要)
  • 被リンク・・・外部サイトから自分のWebサイトへ向けられたリンク
  • ソーシャルメディア経由・・・ソーシャルメディアプラットフォームに貼られたURL

【広告】

  • リスティング広告・・・インターネット検索した場合、検索結果上部に表示される広告
  • SNS広告・・・Facebook、Instagram、Twitter、TikTok、Threadsなどの広告
  • アフィリエイト・・Webサイトオーナーやブロガーが自サイト内に設置したバナー広告やテキスト広告など、成功報酬型広告
  • ディスプレイ広告・・・Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告

上記流入経路の中で、短期間で認知度向上や集客が求められるキャンペーンサイトやティザーサイト等の場合、中長期的な施策が重要なSEO対策ではなく広告出稿やインフルエンサー投稿、YouTube配信、プレスリリース等による短期集中型のユーザー獲得施策が必要不可欠と言えます。

スマートフォンサイトとの相性

2018年、Googleが提唱したモバイルファーストインデックス(パソコンサイトではなくスマートフォンサイトをページ評価の基準とする施策)により、モバイルサイトの重要度が一気に跳ね上がりました。

そして2023年現在、総世帯における世帯ベースでのスマートフォン普及率は89.9%となっており、さらに伸びることが予想されます。

スマートフォンサイトとの相性「◎」

  1. to C向けのショッピングサイト:特にデジタルネイティブ世代以降の若年層ユーザーは、スマートフォンをメインのショッピングデバイスとして使用する傾向があり、商品を閲覧し、カートに追加、購入するためスマートフォン向けに最適化されたインターフェースは、コンバージョン率を上げるのに非常に有益と言えます。
  2. ニュース/メディア/エンターテイメントサイト: ニュースやエンターテイメントコンテンツは、通勤中や待ち時間など、モバイルデバイスを主に使用する時間帯によく閲覧されます。
  3. 地域ベースのサービスやプロモーション:スマートフォンのGPS機能を活用することで地域特化コンテンツの提供が可能になり、プッシュ通知の活用でより積極的なリード獲得が期待できます。

スマートフォンサイトとの相性「×」

  1. B to Bサイト:詳細な情報を読み込んだり、製品比較をしたりするためにより大きな画面を必要とするため、デスクトップやノートパソコンを使用するビジネスパーソン向けにパソコン版デザインは必須と言えます。
  2. 高度なテクニカル/エンジニアリングコンテンツ:高度でテクニカルな内容を含むWebサイトは、詳細な図表やデータを表示する必要があり、スマホの小さい画面ではユーザビリティ低下が懸念されます。
  3. オンライン学習/教育サイト: 長時間のコンテンツ消費や、書き込みを要する場合、パソコンの方が適していると考えられます。
  4. 情報量の多い中〜大規模サイト:欲しい情報までの導線がトップページから第二階層、第三階層と何度もクリックして深く潜ったり、パッと直感的に辿り着ける設計が難しい規模感のサイト閲覧にはパソコンの方が適していると考えられます。

スマホ特化型LPのメリット・デメリット

あなたは普段、SNSをどのデバイスで閲覧していますか?
大半の方が場所や時間を問わずスマートフォンを利用してアクセスしているのではないでしょうか。ということは、SNSで目に留まった広告をクリックした遷移先のサイトへもそのままスマートフォンからアクセスするのが一般的と言えます。

期間限定のキャンペーンやイベント告知など、サイト訪問者の流入経路がSNS経由(SNS広告を含む)やポスター等に記載された二次元バーコードからの場合、SEO対策が不必要のためフォントの選択が自由となりデザイン優先で画像表示させることや、ギミックを多用するなど直感的に伝わる見た目に振り切った凝ったクリエイティブも可能となるため、ユーザーのモチベーション向上に寄与し、サイトの回遊率や滞在時間UPに繋げることができます。

スマホ特化型LPのメリット

  1. ユーザーフレンドリー:スマートフォンユーザーの視点からUIデザインされたサイトは、情報を効率的に取得できるような導線設計がなされています。これによりUX(ユーザー体験)が向上し、訪問者の満足度が上がります。
  2. 即時性:ほとんどの人が常にスマートフォンを持ち歩いているため、情報の伝達がより迅速になります。
  3. 制作費の削減:パソコン版デザインが必要ない(一部デザインが必要な場合があります)ため、サイトの制作費と制作にかかる工数を抑えることができます。
  4. コンバージョン率の向上:スマートフォンの利用者は、通常パソコン利用者よりも即座にアクションを取る傾向にあるため、より高いコンバージョン率を期待できます。
  5. ロード時間の短縮:データ量を最小限に抑えるよう設計されているため、ページの読み込み時間が短くなります。これはユーザーの待ち時間を減らし、離脱率を下げることにつながります。

スマホ特化型LPのデメリット

  1. パソコンユーザーへの配慮: パソコンユーザーに対するユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)が低下する可能性があります。
  2. 制限された表示領域:スマートフォンの画面はパソコンやタブレットに比べて小さいため、表示できる情報の量やデザインの自由度もパソコン版に比べて制限されます。
  3. ターゲット層の限定:主にスマートフォンを使用するユーザーをターゲットにしているため、主にパソコンやタブレットを使用するユーザーがターゲットの場合、ニーズを満たすことが難しくなる可能性があります。
  4. 多機能性の制限:一部の高度な機能や複雑なインタラクションは、スマートフォンの小さい画面やタッチ操作では実現が難しい場合があります。

まとめ

Webサイト構築の目的やターゲット、期待する効果をより明確にすることで、当該サイトのコンテンツやトーン&マナー、流入経路や最適な集客方法が変化します。

それに加えChatGPTに代表される高度なAI技術の台頭で、検索結果の中からさらに欲しい情報を比較・検討することが最適な収集方法ではなくなり、これまで一般的なWebサイトにとって必要不可欠とされていたSEO対策の重要度に変化が生じる可能性もあります。

今回一つの答えとして、限られた情報量で即効性を求めるLPやキャンペーンサイトなどは、スマートフォンに最適化されたものが適している場合が多いということがあげられます。

筆者自身は、期間限定でSNS(広告含む)や二次元バーコードからの流入が主なto CのWebページに、パソコン版はもういらないと感じています。(ただし、パソコンからアクセスした場合の見え方は考慮する必要あり)

なぜ、何のために、誰に向けたWebサイトなのかを再確認し、貪欲に成果を追求してみてはいかがでしょうか。

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