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【テレワーク時代のコミュニケーション活性化】社内レクリエーションで社員の絆を深める

近年、働き方改革や感染症対策の影響で、テレワークが急速に普及しています。確かに、時間や場所に縛られない柔軟な働き方は、多くのメリットをもたらしました。しかし一方で、社員同士のコミュニケーション不足が課題として顕在化しています。

メールやオンライン会議でのやり取りは効率的ではありますが、雑談や非公式な会話を通じて生まれるアイデアや信頼関係は、そう簡単に代替できるものではありません。そこで今回は、普段テレワークだからこそ、社員みんなが集まったタイミングでリアルコミュニケーションを楽しむために、企業として社内レクリエーションに力を入れてみてはどうかというテーマについて考えます。

 

テレワークの課題と社内レクリエーションの重要性

テレワーク環境における課題は、コミュニケーション不足だけではありません。運動不足や孤独感、モチベーション低下なども懸念されています。こうした課題を解決し、社員のウェルビーイングを高めるためには、リアルな場での交流機会を設けることが重要です。

社内レクリエーションは、まさにそのための最適な手段と言えるでしょう。社員同士が顔を合わせ、ゲームやスポーツ、食事などを楽しむことで、コミュニケーションを活性化し、チームワークを強化することができます。また、普段とは違う一面を発見したり、共通の話題を見つけたりすることで、新たな絆が生まれる可能性もあります。

社内レクリエーションのメリット・デメリット

メリット

コミュニケーションの質の向上

テレワークにおいて、チャットやビデオ会議などのツールを使用することで、日常的な業務はスムーズに行われますが、非公式な会話や偶発的なアイデア交換の場が少なくなると言われています。加えて、画面越しのコミュニケーションやテキストでのやり取りだけでは相手の気持ちを汲み取りにくく、意思疎通がうまく行かないことでチームビルディングや業務に影響を及ぼしてしまうことも…。社内レクリエーションは、そうしたインフォーマルな交流を促進し、チームの結束を高める貴重な機会を提供します。

社員のモチベーション向上

定期的な社内イベントは、日常からの脱却を助け、新しい刺激と楽しみを提供することで、社員のモチベーションやエンゲージメント向上に寄与します。例えば、アウトドアアクティビティやスポーツ大会、クリエイティブなワークショップなどは、チームワークを促進し、同時に個々の才能やスキルを発揮する場となります。

組織文化の強化

社内レクリエーションを通じて、企業は独自の組織文化を築くことができます。共有された楽しい経験は、社員間の信頼と相互理解を深め、組織全体としての一体感を強化します。また、新入社員がチームになじみやすくなるなど、人材の早期育成にも効果があります。

ストレスの軽減

仕事のプレッシャーや日常のストレスから解放される時間を設けることで、従業員の精神的な健康を保護し、長期的なパフォーマンスの維持を支えます。リラックスできるレクリエーション活動は、仕事の効率だけでなく、生活の質の向上にも直接的に貢献します。

デメリット

費用と時間

社内レクリエーションを企画・運営するには、時間と費用がかかります。会場の確保、備品の準備、スタッフの手配など、様々な準備が必要となるため、担当者の負担が大きくなります。また、参加者全員の参加時間を確保する必要もあり、業務時間外に開催する場合には、残業代が発生する可能性もあります。

【対策】
  • 予算とスケジュールを事前に明確にする
    企画段階で、予算とスケジュールを明確にし、無理のない範囲で実施できるようにしましょう。
  • 外部サービスを利用する
    会場の手配や運営などを外部サービスに委託することで、担当者の負担を軽減することができます。
  • 参加費を積み立てる
    積立金で運営することで、毎年の予算確保の必要がなく、予算超過のリスクを減らし、安定した開催が可能。長期的な視点で計画を立てられるため、より効果的な企画・運営が可能となります。参加者から参加費を徴収することで、費用の一部を賄う企業もあるようです。
  • ランチタイムや休憩時間などに短時間のレクリエーションを行う
    時間がない場合は、ランチタイムや休憩時間などに短時間のレクリエーションを行うことも検討できます。

参加率の低さ

全ての社員が社内レクリエーションに参加するわけではありません。仕事が忙しい、興味がない、体調が悪いなど、様々な理由で参加できない社員がいる可能性があります。参加率が低い場合、効果が薄れてしまうだけでなく、参加していない社員が疎外感を感じてしまう可能性もあります。

【対策】
  • 参加者のニーズに合わせた企画にする
    事前にアンケートなどを実施し、参加者のニーズに合わせた企画をしましょう。
  • 強制参加はしない
    参加は自由とし、参加したい人が気軽に楽しめるようにしましょう。
  • 参加特典を用意する
    参加特典を用意することで、参加率を向上させることができます。
  • 参加していない社員にも情報を共有する
    社内報や社内SNSなどで、社内レクリエーションの様子を共有することで、参加していない社員にも関心を持ってもらうことができます。

期待外れの結果になる可能性

どんなに準備をしていても、社内レクリエーションが期待外れの結果になる可能性は常にあります。参加者を楽しませることができなければ、効果は薄れてしまいます

【対策】
  • 参加者の意見を取り入れる
    事前にアンケートなどを実施し、参加者の意見を取り入れることで、ニーズに合致した企画をしましょう。
  • 柔軟に対応する
    状況に応じて、臨機応変に対応できるようにしましょう。
  • 次回に活かす
    社内レクリエーションの様子を写真や動画で記録し、参加者に共有したり、アンケートを実施して意見を聞いたりすることで、次回の企画に活かしましょう。

すべての社員が楽しめるわけではない

社内レクリエーションの内容によっては、すべての社員が楽しめるわけではありません。例えば、スポーツイベントであれば、運動が苦手な人にとっては参加しづらい可能性があります。

【対策】
  • 様々な種類のレクリエーションを用意する
    異なる興味や体力レベルを持つ社員が楽しめるように、様々な種類のレクリエーションを用意しましょう。
  • 参加者同士の交流を促進する
    グループワークやゲームなど、参加者同士の交流を促進するような企画を取り入れましょう。

社内レクリエーションの選び方

一口に社内レクリエーションと言っても、その種類は様々です。以下に、代表的な例をいくつか挙げます。

スポーツイベント

運動不足解消やチームワーク強化に効果的。
⚪︎運動会
⚪︎スポーツ大会
⚪︎登山
⚪︎サイクリング

文化活動

創造性や感性を高め、新たな発見や共感を促進。
⚪︎映画鑑賞
⚪︎美術館見学
⚪︎コンサート
⚪︎カラオケ

グルメイベント

食事を楽しみながら交流を深める。
⚪︎懇親会
⚪︎料理教室
⚪︎バーベキュー
⚪︎ランチ会

ゲーム

楽しみながら競争心や協調性を養う。
⚪︎ボーリング
⚪︎カラオケ
⚪︎ゲーム大会
⚪︎クイズ大会

その他

ヨガ、陶芸、工作など、様々なアクティビティが考えられます。

社内レクリエーションを選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。

  • 参加者の年齢層や興味
    誰もが楽しめる内容を選ぶことが重要です。
  • 予算
    無理のない範囲で予算を設定しましょう。
  • 場所
    アクセスしやすい場所を選びましょう。
  • 時間
    勤務時間外に開催できるか確認しましょう。
  • 目的
    コミュニケーション活性化、チームワーク強化、ストレス解消など、具体的な目的を明確にしましょう。

社内レクリエーションを成功させるためのポイント

社内レクリエーションを成功させるためには、以下のポイントを意識することが重要です。

  • 参加しやすい雰囲気を作る
    強制参加はせず、参加したい人が気軽に楽しめるようにしましょう。
  • 事前にしっかりと準備する
    場所や内容、スケジュールなどを事前にしっかりと準備しておきましょう。
  • 参加者の意見を取り入れる
    アンケートなどを実施し、参加者の意見を取り入れましょう。
  • フォローアップする
    社内レクリエーションの様子を写真や動画で記録し、参加者に共有したり、アンケートを実施して意見を聞いたりすることで、次回の企画に活かしましょう。

社内レクリエーション事例

弊社では、コロナ禍以降リモートワークを導入し、出社やリモートワークを自分の働き方に合わせて選択できるようになったことで、ワークライフバランスの向上につながった反面、コミュニケーション不足により様々な問題も顕著化しました。

そこで今年6月、東京をはじめ北は北海道、南は奄美大島まで日本全国から本社のある熊本へ社員15名が1年半ぶりに勢揃いし、交流会を開催しました。

ちなみに…、企画を任されたメンバー2人が、この交流会を実現するため経営陣にプレゼンした提案書がこちら

特に反響の大きかったLINEを用いたクイズラリーを、社内レクリエーション事例としてご紹介します。

まず、参加したいレクリエーション(ラフティング、洞窟探検、フリー)別に3チームに分かれて出発!

それぞれのスポットにて社員一人ひとりに関するクイズが出題(QRコード読み取りやLINEのプッシュ通知にて)されます。

 

正解数に応じてポイントが付与され、最終的にゲットしたポイント数によって応募できる賞品のランクが変わるため、取り組む姿勢も最高賞狙いで真剣そのもの!

メンバーそれぞれのクイズが出題されるため、いつもは画面越しに「意見したら機嫌悪くなっちゃうかな〜」なんて気を使っていた同僚が、実はアニメ好きな一面を持っており気さくで話しやすかったり、普段寡黙なメンバーが実は音楽制作が趣味でVaundyみたいな曲を作詞・作曲・歌入れまで全て一人で作り込んでいたり、社内外問わずコミュニケーション力が高く尊敬を集める上司が人知れず”自分の心の状態のコントロール”に課題感を持っていたりと、普段離れた拠点で仕事しているメンバーにとっても、同僚のことを知るとても良い機会となり、交流会後は、意思疎通の難しさもあり実務での影響も出始めていた社内の風通しが一気に良くなり、改めてリアルコミュニケーションの必要性を感じさせられる時間となりました。

 

まとめ

テレワーク時代のコミュニケーション活性化には、社内レクリエーションが有効です。社員同士が顔を合わせ、楽しみながら交流することで、チームワークを強化し、社員のウェルビーイングを高めることができます。企業は、積極的に社内レクリエーションを企画・運営し、社員のエンゲージメント向上に努めましょう。

社内レクリエーションは、単なる遊びではありません。社員の絆を深め、企業の成長を支える重要な投資です。

ぜひ貴社でも社内レクリエーションを積極的に取り入れてみてください。

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